会員の皆様におかれましては、ますますご健勝のこととお慶び申し上げます。また日ごろから当会の活動に多大なるご協力とご理解を賜り厚くお礼申し上げます。

この度、初代三好裕之氏、2代目中西栄氏、3代目武島智隆氏を引き継ぎ4代目として今年6月から会長を務めることになりました。このような名誉ある役職に就かせていただき、心から感謝申し上げます。

私はこれまで、国内のいくつかの医療機関で臨床工学技士として働いてきました。その中で、高知県の医療における課題を多く感じてきました。特に、超少子化と超高齢化による人口減少や医療ニーズの変化、AIやDXをはじめとするイノベーションの発達による医療技術の進歩や変革、医工連携の推進による新たな価値創造や社会貢献など、臨床工学技士にとってはチャンスと課題が同時に存在する時代です。

私は会長として、高知県臨床工学技士会の一員として、これらの課題に積極的に取り組んでいきたいと思っています。そのためには、高知県内全体の施設での活動が目標です。各施設の臨床工学技士同士が連携し、情報交換や意見交流を行い、互いに刺激し合いながらスキルアップやキャリアアップを図っていきたいと思います。また、VUCAの時代で先々が予測不可能な中で、グローバル化が進んでいることも忘れてはなりません。活躍の場が医療機関のみではなく、教育・研究機関、行政機関、ベンチャー企業起業と広がっていることを意識し、国際的な視野や柔軟性を持って挑戦していきたいと思います。

最後になりますが、当会は会員皆様の会であり、皆様のご協力とご尽力なしには成り立ちません。今後ともご指導とご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。